参照：Google 上流階級検索結果・AI_oldmoney_aesthetic
高級感のある素材のシルクスカーフ、優雅でさっぱりしたホワイトシャツ、クラシックなデザインのトートバッグ、ミニマルなブラックドレス···
2000年代、突如現れたY2Kファッションブームが消え、静かで豪華なファッションである「オールドマネールック」がファッション界キーワードとして浮上しています。
>> セレブピックのオールドマネーアイテム？
「オールドマネー（Old Money）」の辞書での定義は「相続された財産」。つまり 「オールドマネールック」は世代を重ねて富を蓄積した上流層のファッションスタイルを指す。
韓国では「親ガチャ当たりルック」とも称されている。 ダイアナ妃やケネディ家、モナコ王妃グレース・ケリーなど上流層の女性たちの静寂で気品あふれるロイヤルファッションを思い浮かべれば理解しやすいかもしれないですね。
オールドマネールックの核心は、富をあからさまに表に出さないということ。 ブランドロゴが入っていたり、華やかなカラーで飾られた服よりは、ロゴが隠されたコートやモノトーンのシャツをスタイリングするのが一般的。 ロゴもなくシンプルな服なのに値段を知ったらびっくりするしかない、そういうスタイルなのかなと思います。 そういった背景からオールドマネールックは「静かなラグジュアリー(クワイエット・ラグジュアリー)」と呼ばれることも多い。
このようなオールドマネールックは一夜にして流行したわけではない。 国内外の財閥や上流階級の女性のファッションは常に関心の的だった。 オフィシャルな場で手にしたバックはどのデザイナーの作品なのか？ネックラインを刺繍した優雅なネックレスはいくらなのか？質の良いホワイトシャツはどのブランドの製品なのか？と民衆の注目を常に集めていた。 実際、米国の元ファーストレディーであるメラニア・トランプが米国大統領就任式に「ジャクリーン・ケネディスタイル」衣装であるラルフ・ローレンの空色ツーピースを着て出てきた事実はマスコミを騒がせた。
クラシックなオールドマネールックがY2Kを押し出し、Z世代の視線をとらえた理由は何だろうか。 色々な要因があるが、バレエコア·ブロックコア·ゴフコアなどの急速に変化するファッショントレンドと「フレックス」と表現されるような「誇示的消費文化」に対する疲労度の増加し、ファッション業界と消費者共にその反対のスタイルに注目するようになったという意見が大半を占めている。
本格的にオールドマネーが流行したのは、このトレンドの流れをうけたZ世代に人気のモデルやインスタグラマーがそれまでのポップなスタイルを脱ぎ捨て、「クワイエット・ラグジュアリー」を表現し始めたことが強く影響しているのではないかと言われている。
参照：夏の間ずっと着やすいイージーなパンツルックコーディネートスタイル
ここまで注目を集めている「オールドマネールック」だがどう表現すればよいのでしょう？
とりあえずクロップとローライズ、ブランドロゴは忘れましょう！笑。 露出が多すぎたり、タイトなシルエットも。 まず重要なのは素材です。 良い素材から出来上がったロゴのないミニマルなアイテム、光沢のあるシルク、カシミア、リネンとツイード、ウールなどがオールドマネールックによく登場する素材です。 アイテムはすっきりとしたブレザーとシャツ、トレンチコート、マキシドレスとニットなど、「歳月が経っても長く着れるようなもの」が適している。 イタリアのラグジュアリーブランド「ブルネロ・クチネリ」、イタリアの「ロロ・ピアーナ」、英国の「ザ・ロウ」のルックブックはかなり参考になりますよ！
色の組み合わせも重要。 パープルや緑、黄色などのビビットなカラーは極力NG。ホワイト、ベージュ、ブラック、グレー、ネイビーなどの色を組み合わせよう。 例えばワントーンコーデや同じ色でもトーンの違う色を組み合わせる「トーンオントーン」スタイルもおすすめ♪
大事なのは何もファッションだけではないです。重要なのは気品ある態度です。見せかけの見栄ではなく、優雅で自信のある態度で服を着こなしましょう！
スタイリングとマインドのどちらも完璧に備えたら、あとはファッションを楽しむだけ！
是非この秋冬シーズンを楽しんでみてくださいね〜！
